如水会について

岡本毅理事長「年頭のご挨拶」

理事長 岡本 毅

 新年あけましておめでとうございます。

 会員の皆さまには、清々しい新春を御迎えのこととお慶び申し上げます。旧年中は当会の活動に格別のご支援を賜り厚く御礼を申し上げます。

 さて、一昨年のトランプ米国大統領就任以降、国際情勢は従来にも増して複雑な様相を呈しています。米国と他のすべての国々との関係が、時に緊張し、時に融和の様相を見せ、それがまた世界の政治・経済に情勢に大きな影響を与えるという姿が常態化しています。その中にあって、日本も政治、経済、エネルギー、安保保障等の各分野において多くの難しい課題への対応を迫られています。

 これら諸課題に対処するに当たり、人文社会科学の英知が不可欠であることは改めて論を待たないところです。政治・経済・社会に関わる様々な制度の在り方を考察し、法体系を整備し、さらには社会規範のあり様にまで思考の幅を広げていかなければ、諸課題の解決への道筋は見出せません。

 我が国全体の人文社会科学の研究・教育体制が、グローバル・スタンダードで見た時、なお十分に高い水準にはないと見られる中で、一橋大学は先頭に立って全体水準の引き上げに邁進する事が求められています。昨年はそうした視点から、蓼沼学長が主催し国内外の識者が参加する「社会科学の発展を考える円卓会議」が設置されました。既に数次に亘っている本会議での密度の高い議論が、今後の我が国のそして一橋大学の人文社会科学の水準向上に結実していくことを心から期待しております。

 如水会は会の目的として、母校への協力。会員の親睦に加え、「広く政治経済、社会文化の発展に寄与する」と謳っています。この目的に照らせば、一橋大学が目指す「社会科学における世界最高水準の教育研究拠点形成」という基本方針を支持し、可能な限りの支援を続ける事の意義は、ますます強まっていると言えましょう。

 如水会としては、こうした認識の下、独立した一般社団法人として、なし得ること、なすべきことをしっかりと見極めつつ、積極的な活動を展開して参りたいと考えます。会員の皆さまの絶大なご支援ご協力をお願い申し上げます。

 皆さまにとりまして、今年一年が素晴らしい年となりますよう祈念申し上げまして、年頭のご挨拶といたします。

平成31年 元旦
一般社団法人如水会 理事長
岡本 毅

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