日時 |
開始
2017/06/10土 07:00
終了予定
2017/06/10土19:00
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開催場所 | 山梨県韮崎市 |
如水会国立・国分寺支部の山歩きの会・里歩きの会は過去に何回も山梨県を訪れ、その内容は、奥秩父山塊、茅ヶ岳、甘利山・千頭星山、甲府周辺の山々、大菩薩連嶺、御坂山塊等ヘの登山や武田氏縁の寺社の参拝、小淵沢や桃の花の時期の御坂一の宮、勝沼ぶどう郷散策等も含めて多岐にわたる。
今回は江戸時代、甲州道中の韮崎宿として甲斐あるいは駿州と佐久・諏訪方面との交易上の中継地として重要な役割を担い、また、それより遙か昔の平安時代末期、甲斐武田氏揺籃の地として知られる韮崎市の歴史と文化を訪ねた。韮崎市は甲府盆地の北西端に位置する人口が約31,000人の町で、市の中心部は釜無川とその支流の塩川が南に向かって流れる。この二つの川が、約20万年前の八ヶ岳火山群の山体崩壊による岩屑流に覆い尽くされた平坦地を浸食することによって形成された台地、七里岩上を中央本線が通り、市街地は七里岩が隔てるこの二つの川が形成した氾濫原であった平坦地に形成されている。市の西部は南アルプス山系に属する巨摩山地で、最西部には鳳凰三山などがあり、東部は茅ヶ岳・金ヶ岳火山の噴火によって形成された丘陵地帯である。
散策のポイントは、武田氏の始祖武田信義公が祈願所として再興、その墓所のある願成寺、武田信義公の館跡、武田の庄成立と深い関わりを持つ武田廣神社(諏訪神社)やエドヒガンの古木、わに塚の桜、江戸時代初期に開鑿され釜無川右岸の乏水地域を潤した徳島堰、歴代武田氏によりまた江戸時代、徳川幕府の厚い庇護を受けた武田八幡神社、韮崎宿などであり、加えて一昨年ノーベル生理学・医学賞を受賞した韮崎市出身の大村智博士の2000点を超える美術コレクションを収蔵した大村博物館も訪れた。
韮崎駅前を8時55分に出発、武田橋を渡り武田氏誕生の里とされる韮崎市神山町地区を回り、韮崎市の市街地に戻り、窟観音・雲岩寺、本町通(旧甲州街道)の韮崎宿跡を見学後、韮崎駅前に戻ったのは15時20分であった。
韮崎駅(0:10)小林一三翁生家跡(0:10)武田橋西端(0:15)願成寺(0:20)南無妙法蓮華経の石塔(0:10)武田信義館跡(0:10)泉勝院(0:05)武田廣神社(諏訪神社)(0:05)わに塚の桜(0:10)徳島堰(0:10)武田八幡宮(0:05)為朝神社(0:15)白山神社・白山城跡分岐(0:10)韮崎大村美術館(0:30)韮崎市「幸福の小径」経由武田橋(0:10)窟観音・雲岩寺(0:05)平和観音・山本周五郎の山彦乙女の文学碑(0:10)韮崎宿本陣跡(0:10)鰍沢横町跡(0:25)韮崎駅、所要歩行時間:3時間45分、願成寺:15分、武田神社・為朝神社:35分、大村美術館:40分、雲岩寺:10分、平和観音像:10分、昼食50分、総所要時間6時間25分。
本日の出席者:堀地、大島、八藤、福島、小山、飯塚、高橋、地田