日時 |
開始
2017/07/28金 07:00
終了予定
2017/07/29土19:00
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開催場所 | 長野県白馬村・小谷村 |
長野県白馬村の重要伝統的建造物群保存地区・日本の棚田百選に指定の青鬼集落を見学、信濃森上から栂池高原まで歴史ある塩の道、千国街道を歩き、翌日は自然豊かな高山植物の宝庫、栂池自然園を訪れた。立川を7時33分に出発、白馬着11時27分。タクシーで向かった青鬼は、姫川を挟んで対岸の山腹に佇む戸数11戸の山村集落である。その入口には古い石仏群が立ち、江戸後期から明治初期に建てられたという伝統的な寄棟造りの萱葺屋根の建物群、石垣を築いた棚田や村を見守る青鬼神社など歴史と伝統を感じさせる美しい山村風景がそこにあった。青鬼から次の目的地、信濃森上に向かい、そこから千国街道を栂池高原に向けて歩いた。約三時間半の行程であった。千国街道は糸魚川と松本を結び、塩が日本海側から運ばれたことから塩の道とも呼ばれ、古道の名残を随所に残している。どこの集落の入口にも立つ庚申塔や道祖神、観音原や前山の見事な観音様の石仏群は人々の信仰の深さだけでなく、街道筋の賑わいを今に伝えるものであろう。宿に着き、温泉と心づくしの料理と地酒を堪能しこの日は早々に眠りについた。翌日は標高約二千メートルの栂池自然園に向かう。自然園はオオシラビソやダケカンバ等の原生林に囲まれた高層湿原で、雪解けの遅かった今年は、何十種類にも及ぶ高山植物が一斉に花を開き、まさに百花繚乱の情景であった。残念ながら、雨のため最後まで歩くことはできなかったが、高山の美しい自然に触れ、それを心ゆくまで満喫できた一時であった。
出席者:堀地、大島、八藤、勝田、小山、飯塚、高橋(多摩北支部)川村、地田。