日時 |
開始
2017/09/16土 07:00
終了予定
2017/09/16土19:00
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開催場所 | 山梨県都留市十日市場・夏狩湧水群、田原の滝、谷村・谷村大堰 |
天候の優れない日であったが、平坦地の歩きでもあり少々の雨はあまり苦にならないだろうと考え、予定通り今回のイベントを行うことにした。今回訪れた都留市は、隣県山梨県の郡内地方の中心都市である。郡内地方は平坦な甲府盆地が広がる国中に対し、急峻な地形の山野が大半を占める。気候は、国中が盆地特有の内陸性気候であるのに対し、全域で夏に雨が多く冬は晴れの日が多い関東地方の気候に似ているのが特徴である。歴史的にも、国中は甲斐源氏、武田氏がそこを支配してきたのに対し、郡内は小山田氏の治下にあった。小山田氏は最終的には武田氏と姻戚関係を結び、武田氏の重臣となったものの、基本的には武田氏とは一線を画した独立した存在であったといわれている。大月から冨士急行線に乗ると、桂川の形成する渓谷に沿って、両側を急な山の斜面で遮られた僅かな平坦地が左右に広がるのを見ることができる。都留市の市域は、富士急行線の田野倉駅から東桂駅辺りまでがそれにあたり、富士山北東部の桂川に沿った地域である。
1万5千年前の古冨士火山の山体崩壊によって生じた岩屑雪崩が形成した冨士相模川泥流層上にその後の新冨士火山の噴火による溶岩流を基盤とする地層が形成されている。富士山麓に降った雨や雪は長い年月をかけて土壌中に浸透し、地下水となって地中を流れ、地上に湧出、やがては桂川に注ぎ込む。地下水は冨士相模川泥流層と溶岩流の形成した地層の間から湧きだして十日市場・夏狩湧水群を形成していて、随所で滾々と湧き出る豊富な湧水を眼にすることができ、その温度は12度Cで年間を通してその温度が変わることはない。私達が訪れた都留市は湧水と歴史と甲斐絹の町であった。
髙尾駅発8時10分、大月駅着8寺46分の甲府行普通列車に乗車した私達は、大月駅で、同駅発9時3分の富士急の普通列車に乗り換え、十日市場駅に9時27分に到着した。到着後暫くおいて、曇り空のもとで散策開始が9時40分。以下がルートの概要と時間である。
十日市場駅(0:05)田原の滝・谷村大堰取水口(0:50)十日市場・夏狩湧水群・太郎滝・次郎滝(0:25)同・長慶寺(0:20)永寿院(0:40)昼食の場所の蕎麦屋(0:20)ミュージアム都留(0:05)谷村駅前(0:10)長安寺(0:05) 都留市商家資料館・仁科家住宅 (0:05) 谷村町陣屋跡(0:05)家中川小水力発電所・第二発電所(0:05)都留市駅,総歩行時間3時間15分、総所要時間6時間10分、田原の滝:10分、太郎滝・次郎滝:10分、長慶寺:10分、永寿院:10分、昼食:1時間、ミュージアム都留:40分、長安寺:10分、仁科家住宅:25分。
帰路は、都留市駅に15時50分頃到着、都留市駅発16時34分、立川駅着17時34分のホリデー快速冨士山2号で帰宅した。参加者は堀地、八藤、川村、樋浦、勝田、小山、飯塚、高橋、藤原、地田