日時 |
開始
2017/12/16土 09:00
終了予定
2017/12/16土19:30
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開催場所 | 玉川上水緑道8玉川上水駅—羽村取水堰) |
西武線の玉川上水駅を出て玉川上水緑道を左折、小平監視所手前の玉川上水水面にまで降りていくことのできる「上水小橋」まで下流に向けて歩き、そこを起点にして、今日の散策を開始した。
東京都水道局による説明のように、小平監視所を境にして、上流と下流では玉川上水はその様子を異にし、上流では、両岸、道路との境にあるフェンスが小平監視所の下流より高く、厳重になる。羽村堰から小平監視所までは現在でも水道水として使用される原水が流れているため、下流を流れる再生水とは管理が別になるということと思われる。
玉川上水の左岸、右岸ともにクヌギやコナラ、シデ類などの武蔵野の森を象徴する雑木が空高く成長し、立派な林を作り、美しい自然景観をそこに見ることができる。拝島までは、左岸、右岸を場所によっては交互に歩きつつ、上水を離れることはないが、拝島の先、五丁橋の辺りからは上水縁の道は建ち並ぶ人家のために途絶え、上水から少し離れて一般道を歩いた後、「宮本橋」で再び上水右岸の散策道に出て羽村大堰まで歩くことになる。
朝、9時5分に玉川上水駅前を出発、午前中は拝島駅前まで、午後からは拝島駅前から羽村大堰、羽村駅までを歩き、羽村駅には16時25分に到着した。食事のための時間、1時間30分を含め、7時間20分を要した。初冬の風のない穏やかに晴れた一日であった。木々が葉を殆ど落とした武蔵野の自然の中を、玉川上水開削の歴史に触れ、この上水が江戸時代から現在に到るまで江戸や東京市民の生活や武蔵野の新田開発に果たした役割に思いを馳せつつの散策の旅であった。