日時 |
開始
2018/11/17土 10:30
終了予定
2018/11/17土14:30
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開催場所 | 佐野書院 |
秋も深まりつつある十一月の秋晴れの日にいつものように国立市、国分寺市や近隣の市に在住の支部会員が集い、秋の例会を開催した。今回の出席者は四十名弱といつもより少なめであったが、講師を母校の筒井泉雄先生を迎えての会は盛況であった。勝田支部長が冒頭に挨拶、支部活動の近況報告を行い、筒井先生の講演となった。筒井先生は、生物学をご専門にしておられ、特に生物の進化、生物の情報伝達機能や脳の働きなど生命活動に関する多彩な研究活動に従事される一方、長い間母校の教育研究開発センター長として、その教育力・研究力向上のために尽力してこられた。先生にはそのような観点からお話しを頂戴した。講演の内容は、生物が如何にして光を色として捉え、それがヒトを含めて種によってどの様に異なるのか、またヒトは捉えた影像をどの様にして記憶して自身の行動を行うのかということ等をテーマとした。普段は不思議に思わず行っていることに自然科学のメスをいれたお話で、反復練習が反射能力の向上に資すること、脳による影像の思い込み、遺伝子組成により圧倒的に男性に多い赤緑色盲の原因などについて解り易く面白い話をご披露いただいた。いつもの講演はどちらかというとこのような自然科学的な話題が少ないなか、時にはこのような自然科学に根ざした話題は、私達には新鮮で脳のブラッシ・アップにつながる話である。講演会の後は恒例の懇親会が催された。そこでは、出席した母校の学生達の紹介や話、戦没学友の日に纏わる話、部会活動報告など盛り沢山であった。特に、毎回出席する学生達との交流は新鮮な息吹をこの会に与えてくれた。和気藹々とした雰囲気の中、午後2時過ぎに散会した。