※好評につき、お申込みを締め切りました。
同時代を生きた、稀代の作家マルセル・プルーストと精神科医ジークムント・フロイト。二人の天才は、お互いの存在を知らなかったというのが通説ですが、後世の現代思想に与えた影響はいずれも絶大なものがあります。それぞれの研究の第一人者が、二人の天才について語ります。
日　時：2019年11月7日（木）18：00～20：00
会　場：如水会館2階
会　費：無料
「マルセル・プルースト『失われた時を求めて』の世界」 中野知律氏　一橋大学大学院社会学研究科　教授
　20世紀文学を方向づけたとされるこの小説は、時間と空間の新しい認識表現、記憶・知性・想像力をめぐる深い省察に満ちています。そこに織り込まれているベル・エポックのフランスの社会と文化を、作家の豊かなイメージと弾力性のある言葉を通して読み解いてみたいと思います。
「フロイト　夢と文学」 妙木浩之氏　東京国際大学人間社会学部　教授
　夢とは何だろうか。100年ほど前フロイトは、無意識への王道として「夢」を取り上げた。『夢解釈』という本を、新世紀を象徴するものとして1900年に出版した。今回、その方法論についてお話しながら、方法としての精神分析が現代社会の文化や学問に与えた影響について考えたいと思います。
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